移植版について

「攻略したいけど、基板はハードルが高いなぁ・・・」とお考えの方に、軽くご説明。

PlayStation版

何が違うのか

  • 最初の移植版で、大きな違いは「ボス戦・ステージ移行時のロード処理」です。曲が途切れるため、これをもって「劣化移植」とされる事もあります1。あと、体力リングが無いのは地味にキツいかも。

  • が、基板を持てば分かります。死ぬほど扱いにくい。デカいし、デリケートだし・・・適当でも動くコンシューマーの良さが、身に染みて分かります。

  • 実はSem-slutの放射レーザーが青色になっていたり、記憶領域前半が暗い背景だったりと、見やすさに配慮した(とおぼしき)点もあります。単なる劣化移植という訳ではないんですよ。

  • スペシャルモードとかR-GRAY1/2とか、追加要素が豊富なのも素晴らしいです。ただし1コインクリアはAC版と相互互換4、ある要素がポケットステーション必須といった点もあるので、そこだけご注意を。

  • ちなみに追加機体、ハイパーレーザーの威力はおそらく同等6だと思われます。ただし爆風の持続が短く、ダメージは瞬間的。スペシャルアタックは、WR系列と異なり着弾型です7。全リングを1発で吹き飛ばすため、infinityには超有利。

  • NGワードについてはAC版と同様らしく、名前の登録自体はできますがプレイしてもリザルトが表示されません(ゲームオーバー画面へ直行)。

遊ぶには

  • ハードが経年劣化により、減少しているのがネックです。PSは言わずもがな、PS2は映像周りが少し複雑2、PS3はinfinityでガッタガタ3と、一長一短。いっそ、エミュレーターという手もあるかな。

  • 画像は、私の環境でPS版をプレイしたものです5。画質としては基板に匹敵するので、現状いちばんバランスが良いと思います。

小ネタ

  • 移植に際してデモプレイを使い回した結果、対処をしくじって被弾するという珍現象が発生しています。よく見ると、M058の弾の撃ち方が異なっていますね。

  • スペシャルモードは当時スコアトライアルが行われたのですが、以下の条件を満たすと10億点獲得できてしまう不具合がありました。実際にやってみた動画はこちら。3号機は255HITしなければ良いので、ダントツにやりやすいです。

    • 侵食率100%でクリア(=侵食率ボーナスを0点にする)
    • 一度も最大ロックで攻撃せずにクリア(=最大ロックボーナスも0点にする)

SIMPLE 1500版

  • いちおうPlayStation版と同等品なのですが、ちょっと特筆すべき点があります。まず、1面移行時の文章がちょっと変わりました。

  • そして、大きな変更点がBGM。巷では「『生命の風が吹く場所』『女の子にはセンチメンタルなんて感情はない』が削られた」とされていますが、正しくは「彼女の目的」と「女の子にはセンチメンタルなんて感情はない」です。

  • 正確に言うとデータは存在しますが、0面パートだけです。1面に突入すると、なぜか「彼女の目的」から「ラベンダーの咲く庭」に曲が変わります。「女の子にはセンチメンタルなんて感情はない」は「生命の風が吹く場所」に変わります。

  • おそらくはレイストームと合わせて1枚に押し込むため、切り詰めてこうなった・・・と思う、のですが・・・相当にエグい仕様です。追加要素も特にありませんし、今あえて買う理由は無いでしょう。

  • ちなみに、単体版とセーブデータの互換性はありません。「THE ダブルシューティング ~レイクライシス~」として、完全に別のセーブが作られます。

Windows版

  • PlayStation版を高解像度化しており、非常にキレイです。基板より滑らかかも。

  • ただし、代償としてゲームスピードが無保証です。高速なPCだと処理落ちゼロです。Pro-torのミサイルが倍近い速さで突っ込んでくるのは、一見の価値アリ。

  • あと、対応OSは最高でもXPまで。近年のPCだと動いたらラッキーですね。いちおう海外の有志が動作検証しているので、気になる方はどうぞ。

スマートフォン版

  • AndroidとiOSで配信されており、AC版のシームレスとPC版以上の高解像度をいいとこ取りしています。ダントツにキレイだし、曲もAC仕様9一見完璧だ。

  • がしかし、遊びづらい。少なくとも、これまでと同じ感覚で遊ぶのは極めて困難。移動速度は設定できます10が、メリハリ良く動けるとは言えません(指が邪魔)。ロックオンサイトも動くので、ハイパーレーザーが難しい。

  • あと、何気に以下のようなバグもあります(全てiPhone7)。

    • 記憶領域だけ、WR-03の光弾の軌跡が黄色い(本来は青い)
    • 領域移動時のボイスが違う(本来より速く、ピッチも高め)11
    • グッドエンド時にBGMがループするなど、AC版よりゲームスピードが速い
  • それでも、独自の評価点もあります12。画質・音質とも高いですし13、操作性もコントローラーを別途調達すれば、おそらく解決できるでしょう14。手軽に雰囲気を味わうと考えれば、選択肢たりえます。

Ray'z Arcade Chronology版

Nintendo Switch/PlayStation 4/Steamに満を持して、3作セットで移植されました。レイクライシスに絞って述べると、以下の特徴があります。

  • 解像度を引き上げた「レイクライシスHD」
  • ゲームランクや進行中のマップを表示する「M2ガジェット」
  • クイックセーブおよびリプレイ機能
  • ショット+レーザーの同時押し無効化を選択可
  • スペシャルモード&アレンジ版「rayons de I'Air」の音源を搭載

いずれも、攻略に際して非常にありがたい要素です。ゲームスピードがAC版よりわずかに速い15など差異はありますが、ほぼ問題にならないでしょう。DL版もあるので、現状とりあえずコレを買えば間違いないです。

1. 実際、私も基板を買った理由の1つはここだったりします
2. D端子だと720pになるため、ディスプレイによっては映らなくなります。S端子の方が安全かも
3. ただし型番もバージョンも不詳なので、話半分に。PSの公式サイトで見た時は「問題無い」だった記憶。まぁ、ここまで確かめるのもキツいでしょうから・・・
4. infinityの出現条件が「6コイン以下でdis-human撃破」になり、1コインノーマルエンドが不可能に。逆に言えば「侵食率99%でinfinity」もできるため、ランク調整の恩恵がさらにデカいです
5. SCPH-70000をD端子→フレームマイスターで出力し、AVT-C878 PLUS(直接録画モード)でキャプチャー
6. Pro-tor(3面)をR-GRAY1で挑んだところ、7ロック×10回+ボム+αで形態変化しました
7. いつものタイミングでM44bに撃ったら、ビットが倒せなくて死んだので
8. M05「Lexicon LE1R」
9. ゲーム音源(PS版含む)とサントラでは、曲のループやフレーズが違います。意識領域の1, 2面が顕著かな
10. 多分、2~3倍速くらいがちょうど良いと思います
11. データ上はこれで正しい(基板のサウンドテストで確認)ですが、ゲーム内で少し遅く/低くしています
12. 一度入れた名前が次から自動で入るとか、特定の領域だけ遊べるとか、オートラウンドディバイダー対応とか。ただ、開始時の侵食率が50%固定では・・・
13. PS/Windows版は、かなりこもった音なので。ただし、よく聞くとSEはかなりシャリシャリです
14. ちなみに、AC版の隠しコマンドもコントローラー入力なら使えます
15. 意識領域を1面に設定してランク調整パターンを使うと、領域移動や侵食率90%のアラートで違いが分かります

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